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副腎腫瘍

副腎は腎臓のわきにある小さな臓器です。当科で扱う副腎の病気は多くが腫瘍です。
これらは、副腎腫瘍がホルモンを過剰産生して高血圧や身体的に特徴的な体型を示すことで発見されることがありますが、無症状で他の病気での通院中に偶然画像診断で発見されることもあります。
副腎の腫瘍には良性と悪性(がん)があります。
良性腫瘍の場合で適応がある場合には、過剰分泌状態にあるホルモン環境の是正を目的に、また悪性(がん)の場合にはがん細胞の除去を目的に、いずれも治療は手術が第一選択になります。

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①原発性アルドステロン症
②クッシング症候群を起こすことがある腫瘍(副腎腺腫、副腎がんなど)
③褐色細胞腫
④副腎皮質がん

副腎の腫瘍は前述したようにホルモンの産生が関わることが多いので、内分泌科と連携して診断や治療に当たることが多くなりますが、腫瘍の手術的な除去は泌尿器科が行います。

副腎腫瘍の手術の多くは、当科では腹腔鏡手術による副腎摘除術を行っています。
褐色細胞腫や頻度が少ない副腎皮質がんでは、状態によって開腹手術が行われます。

副腎腫瘍.png

矢印は左副腎腫瘍(クッシング症候群)です。

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